【象徴天皇制の成立は妥協の産物である】

 日本のポツダム宣言受託(昭和20年8月14日) によって、明治憲法を改正することが必然となった。それにともない、天皇制について議論が行われた。


🟩 革新的・民主勢力

→天皇制廃止、民主共和制憲法の制定を唱える

🟩 保守的勢力(政府を中心とする勢力)

→ 天皇制の護持(国体の護持)を主張


国際的には

・ソ連やオーストリア🇦🇺などは、日本の軍国主義は天皇制にあったと主張。

・アメリカは、民主家した天皇制をおくほうが占領政策を進める上で得策と考えた 。


天皇廃止論と天皇制護持論の対立

→象徴天皇という妥協により解消された。


畑  博行  阪本昌成『憲法フォーラム』有信堂高文社,  1994,  40頁