香川大学法学会叢書11
憲法と国際人権の諸相
子ども・家族・外国人の日米比較
新井信之 著
憲法と国際人権の諸相
発 行 : 2022年3月20日
税込定価 : 9,900円(本体9,000円)
判 型 : A5判上製
ページ数 : 526頁
ISBN : 978-4-7923-0699-1
https://www.seibundoh.co.jp/pub/search/037802.html
第一〇章 外国人の類型化と権利の性質 ―「外国人の人権」論再構築の視点 421
はじめに 421
第一節 問題の所在・再考 423
1 国籍による国民と外国人の法的地位の相違 423
2 国家の自己保存原理による外国人の排斥 424
3 人権の国際的保障のメカニズム 425
4 国内法理論の現状とその限界 426
第二節 外国人の類型化と権利の享有主体性 432
1 古典的な外国人の三つの類型 432
2 権利享有主体としての外国人の七つの類型 433
3 外国人の社会構成員該当性の判断枠組み 437
第三節 権利性質説への三分法モデルの適用可能性 443
1 公的(政治的)領域と私的(経済・社会的)領域の適用法理 443
2 権利の性質による社会領域の三分法モデルの再確認 444
3 個人の絶対的権利と社会領域への参加モデル 447
小結 448
結論 グローバル時代の課題と今後の展望 451
1 マクリーン判決の憲法体系からの逸脱 451
2 法規範としての主権概念と適用範囲の明確化 456
3 国家主権の相対化と国際的法規範の国内的効力 465
4 社会構成員たる外国籍住民への厳格な平等保護法理の適用 471
5 社会構成員性を越えた子ども・家族・外国人の権利保障 478
あとがき 489
人名・事項索引 ⅰ
判例索引 ⅸ
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〔学説〕
生活の本拠が日本で「社会構成員」と満たすと考えられれば、
このような外国人には国民と等しい権利保障が及ぶものと説くものがある→具体的な判断基準を示すに至っていない。
(畑 博行 阪本昌成 1994, 86頁)
[法務省]
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