【フォーラム6 幸福追及権 6 環境権ーー幸福追求権の具体例(2) (1) 環境権がなぜ主張されたか】 

 第二次大戦後の高度経済成長は日本を経済大国にしたが、未曾有の環境破壊をもたらした。


学説が「よき環境を享受する権利」と環境権を根拠にもつ人権であると主張しはじめた。 


憲法13条  幸福追求権に

→ 環境破壊の差し止めを求める。

自由権的側面

憲法25条  生存権

→ 公権力に対して環境保全策を求める社会的側面


三つの具体例

① ・・・・・・被害が顕在化する前に被害の原因を除去する。

②・・・・・・原告適格の拡大

③・・・・・・事後的救済のみならず、事前差止、将来にわたる損害賠償も可能にする。


環境権

・自然環境に限定する説

・文化的環境を含める説

・社会的環境を含める説

に分かれている。


[1]畑  博行  阪本昌成『憲法フォーラム』有信堂高文社,  2007,  P101


〔参考サイト〕

環境省 環境配慮経営ポータルサイト

https://www.env.go.jp/policy/keiei_portal/