📘 第 5 章 法律行為 第1節 法律行為 1 法律行為の意義 [Requirements for validity of legal acts] ーーーNEWTON 合格保証 TLTソフト 司法書士テキスト 1 民法総則

第 5 章 法律行為 2025/3/05 分


第 1 節 法律行為


1 法律行為の意義


[法律行為の内容についての有効要件]

Requirements for validity of legal acts


keyword

確定 不可能 無効 公の秩序 意思表示 妥当 任意規定 強行規定


〔自作問題〕

1. 法律行為の(ア)(内容)が(イ)できないときは(ウ)となる。


答え ア.目的 イ. 確定 ウ. 無効


2. (ウ)されたとしても

 ・実現(エ)

 ・(オ)的不能

 ・(カ)性を欠く(強行法規違反91条の反対解釈)

 ・社会的(キ)性を欠く(90条違反)

という場合は法律行為は(ク)となる。

◆ 91条の反対解釈

例 ) 売買目的の家等が既に焼失していた。 


答え ウ. 確定 エ. 不可能 オ. 原始 カ. 適法 キ. 妥当 ク. 無効


参考法条

民法 第90条 第91条 第92条


民法 第90条 公序良俗

   第91条 任意規定と異なる意思表示

   第91条 任意規定と異なる慣習

[民法]

https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089


@浅田美鈴からのGeminiへの質問

法律行為が有効に成立するための要件を以下の項目でまとめて下さい。

① その内容が確定していること

② 実現可能であること

③ 強行規定に違反しないこと

④ 社会的に妥当な内容であること


Gemini回答

法律行為が有効に成立するためには、以下の4つの要件を満たす必要があります。

① 内容の確定性

 * 法律行為の内容が明確かつ具体的に定まっている必要があります。

 * 当事者間で権利義務の内容が合意され、誰が見てもその内容が理解できる状態であることが求められます。

 * 例えば、契約であれば、売買の対象となる物や金額、支払い方法などが明確に定められている必要があります。

② 実現可能性

 * 法律行為の内容が、客観的に実現可能である必要があります。

 * 物理的、法律的、社会的に実現不可能な内容は、法律行為として無効となります。

 * 例えば、空を飛ぶ約束や、法律で禁止されている行為を内容とする契約は無効となります。

③ 強行規定への不違反

 * 法律行為の内容が、法律で定められた強行規定に違反しない必要があります。

 * 強行規定とは、当事者の合意によっても変更できない法律の規定であり、これに違反する法律行為は無効となります。

 * 例えば、労働基準法で定められた最低賃金を下回る労働契約や、刑法で禁止されている犯罪行為に関する契約は無効となります。

④ 社会的妥当性

 * 法律行為の内容が、社会的な妥当性を有する必要があります。

 * 公序良俗に反する内容や、社会的な正義に反する内容は、法律行為として無効となります。

 * 例えば、著しく高額な利息を定める契約や、差別的な内容を含む契約は無効となる可能性があります。

補足

 * これらの要件は、法律行為の種類や内容によって、具体的にどのような内容が求められるかが異なる場合があります。

 * 法律行為の有効性について疑問がある場合は、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

https://gemini.google.com/app?hl=ja


〔参考文献〕

1.田沼 柾(まさき)著『民法の解説 : 総則 3訂版』一橋出版, 2006, P31

https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008079581

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ニュートン司法書士合格対策チーム 編著『NEWTON 合格保証 TLTソフト 司法書士テキスト 1 民法総則』NEWTON, 2008, P98