📘 5-2-3 [心裡留保] 民法 第93条

 【心裡留保】

👩‍⚖️An example of psychological reservation: Person A🙎 is very attached to a watch ⌚and has no intention of selling it, but says to Person B👱, "I'll sell this watch for 1.5 million yen.💴"This is the case in which this happens.

作成日 2025年3月14日(金)

作成者 法律 blogger 浅田美鈴


作成日 2025年3月14日(金)
作成者 法律 blogger 浅田美鈴



第 5 章 法律行為 2025/3/15 分


第 2 節 意思表示 1


3 心裡留保


[心裡留保] Detail

psychological reservation


心裡留保とは

内心の意思と表示に相違があることを表意者が自覚しながら行う意思表示をいう。


① 内心の意思と表示に相違がある

② ①を表意者が自覚している。

③ ①②をしながら行う意思表示


〔例〕

A🙎はとても愛着しているブランドの時計なので売るつもりがないのにB👱に「150万円出してくれたら売りますよ」と言った場合をいう。


民法第93条の本文は、

心裡留保は原則として意思表示の効果に影響がないとした。

🔷 何故なら

・表意者は自らその相違を知っている。

⏬️

・表示通りの効果を与えても表意者が不利になることはない。

🔷 したがって

〔例〕のようなケースは売買契約が有効に成立する。


第二節 意思表示

(心裡り留保)

第九十三条 意思表示は、表意者がその真意ではないことを知ってしたときであっても、そのためにその効力を妨げられない。ただし、相手方がその意思表示が表意者の真意ではないことを知り、又は知ることができたときは、その意思表示は、無効とする。

https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089


🔷 しかしながら

相手方(B)が表意者(A)の本意を知っていた、または知ることができた場合、その売買契約は無効であるとした。


第九十三条 ただし書き

ただし、相手方がその意思表示が表意者の真意ではないことを知り、又は知ることができたときは、その意思表示は、無効とする。

https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089

 

*本書では下記詳しく記載してます。

3 第93条 (心裡留保)PP105-106

4 第94条 (虚偽表示)PP107-116

5 第95 条 (錯誤) PP117-127

最後に

第5章 法律行為 の ◯ ☓ 問題があります。PP128-129


については問題があります。

*著作権に配慮しながらピックアップしていきたいと思います。


〔YouTube1〕 

【改正民法】民法総則#14 : 心裡留保についての解説!

みんなのリーガルアカデミア channel

https://youtu.be/3yP4wcdktiE?feature=shared



◆目次

00:00​ 開始

00:56​ 心裡留保とは

01:54​ 心裡留保の当事者間の関係

05:14​ 心裡留保と第三者の関係

06:52​ まとめ

07:30​ 確認テスト


〔YouTube2〕参考

【改正民法】民法総則#13 : 意思表示についての解説!

みんなのリーガルアカデミア channel

https://youtu.be/gXe40VfGQxI?feature=shared




◆目次

00:00​ 開始

00:38​ 意思表示とは

05:06​ 意思の欠缺と瑕疵ある意思表示


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ニュートン司法書士合格対策チーム 編著『NEWTON 合格保証 TLTソフト 司法書士テキスト 1 民法総則』NEWTON, 2008, P105